新しい業界に飛び込むために時給1,000円で働き始めたけどやっぱり我慢できなかったチョロQさんのお話

キャリア迷子駆け込み相談部屋の転職活動終わった人振り返ってみたのコーナー第二弾です。
やたら周囲にWebディレクターが多いのでディレクター連続になってしまった。
ちなみに次の人もWebディレクターですが!4人目以降そうじゃない人呼んできますので!!ちょっと待ってて!!!

今回インタビューしたのがこちらの方。

名前:Qさん(やたらインタビューで自分の事をチョロQって言ってたのでwww)
職業:Webディレクター
住んでる地域:関西地方
就活時にさいとぅーが手伝った事:
主に応援。要所要所で質問されたことにこまめにLINEとかzoomでお答えしたり、大量に無駄な雑談したり


さいとぅー:Qさんはどういう流れで転職相談する事になったんでしたっけ…?「給料が低いことは自尊心を下げる」って話をしていたのを漠然と覚えているのですが。

Qさん:給料もそうだったんですけどね。
仕事でめちゃくちゃ忙しい時期をこえたタイミングで、余裕が出来て、いろいろ考える時間が増えて「私はこのままでいいのだろうか、この給料であと何年働くんだろう…」と考え込んでしまって、気付かない間にどんどんしんどくなってましたね。
そのタイミングで、さいとぅーさんをTwitterのフォロワーさんから紹介してもらいました。「 とりあえず何も決めないけど、一旦話しましょー」って言ってもらった気がします。

さいとぅー:初めてzoomしたのが、僕が嫁と熱海旅行に行っている時の宿でしたよねwwww話を聞くというより1対9で僕が喋ってましたね。その時のQさんの自尊心が落ちに落ちていたのは覚えています。

Qさん:あー、落ちに落ちてましたね。落ちぶれてたなぁ。

さいとぅー:その時既にしんどくて、川を眺めてましたよね。うちの嫁もよく悲しくなると海を眺めるのでその話した記憶が。

Qさん:そうそう水見ると落ち着くんですよねwwwwでも、なんであの時あんなに自尊心が落ちまくってたんだろう。今元気すぎて分からないですね!記憶とんだwww

さいとぅー:元気になると、しんどかった頃のことがよく分からなくなるっていうね。初めてzoomした時は、Qさんが作られていた職務経歴書や履歴書を拝見しながらお話した記憶があります。

Qさん:その時に職務経歴書に対して、さいとぅーさんから感想をもらいました。職務経歴書を見たさいとぅーさんに「Qさんって自己アピールがあまり得意じゃないですよね?自信があまり無いですか?あと今、自己肯定感がめっちゃ下がってませんか?」って言われて、何もかも見抜かれたことをとても覚えています

さいとぅー:超簡単に言うと、謙遜が過ぎて真面目だけど自己評価低くなっているんだろうなぁっていう職務経歴書でしたね。
私はこの程度の人間なので…!!!っていう気持ちが文面から滲み出ていたので、突っ込んでみたら当たってました。
その流れで、添削しかけましたが、修正した方が良い箇所が多かったので、Qさんに再度本腰を入れて作成していただくことになりました。

Qさん:私が上手く表現できなかった所は、さいとぅーさんに文章を一緒に考えていただきました。完成した時は、内容がかなり変わって謙遜しすぎた感じは無くなりましたねwww

さいとぅー:Qさんのようにアピールが根本的に苦手な人って居ますからね。そんで上司とのコミュニケーションも、業務上仕方が無いんですが指摘される事の方が多い。それを真に受け過ぎてゆっくりゆっくり自尊心を下げていく。そういうの悲しいなぁって思ってます。

Qさん:確かにしんどくなっている自覚がないから、自分でしんどくなるのを止められませんでした。
気持ちが落ち込んでるなと自覚した時は、もう川を眺めてて、なかなか元気な状態に戻れなくて。手遅れなんですよね。日々の積み重ねでどんどん心が荒んでいくと、復活に時間を要します。

根本的な原因って、給料が少ないと感じていたことに自分で折り合いが付けられなくなったことだと感じています。
在籍していた会社は明確な評価制度が無くて、トップが『評価をしない』って明言していてたんですよね。
なので、現職での給与の上げ方が分からない…と悩んでいたら、さいとぅーさんに「給料は会社からのメッセージですよ」って言われて、その言葉は鮮明に覚えています。
「金銭的にキツイから、お給料上げたいな…」と、心の片隅では思っていたんですよね。
私、未経験で入社してるから、給与を上げたいと言ったらだめって思っていたので。
社内の人間関係は良くて業務内容は好きだったので、お金の問題は、気持ちに蓋をしていました。
給料はメッセージってことは「会社にとって自分に価値はない」ってなっちゃったんですよね。さいとぅーさんの言葉が刺さりました。
毎日8時間働いて、少し余裕がある生活を送りたいけど、現状できてない。そういう気持ちでずっと働くと、やっぱり私は耐えられないなぁって思いました。


さいとぅー:ところで、当時「人間関係は良かった」って言っていたじゃないですか。その辺はどうだったんですか?

Qさん:良かったですね。人間関係で辛かったことはほとんどなかったです。当時、上司にもっとマネジメントして欲しいっていう相談をしました。けど、途中で社内体制が変わって悩みはなくなったので、結果どうでもよくなっちゃったんですよね。
ただ確か川を眺めていた時は、多分恨んでいたんですよね。「私より給料もらってるんだから、やることやってほしい!」って憤ってました。

さいとぅー:Qさんはお話した時、給料が低いという言葉もQさんからは直接は出てきてなかったんですよね。
確か自分の不調に対して認知が無かったんです。「なんで自分がこんなに落ち込んでいるのか自分が一番わからない!」みたいな。
それで、エージェントさんに提出済みの職務経歴書の欄に現職と前職の給料が極端に下がっているのが書かれていて、「めっちゃ下がってますね」っていうお話をまずしました。
そこって単純に気になるじゃないですか。職務経歴書を見ると、学校でWebの勉強をした後に、現職と書かれている。
書類だけを見ると、年収を下げて現職で働いているからよっぽど営業嫌で辞めたかったのかな?っていう風に見えるんですよね。でもQさんにはその認知が全く無かったですよね。

Qさん:無かったですねぇ。言われてみるとそうですねってなった記憶があります。そもそも年収の下がり幅が、気になるポイントだと気付いてませんでした!

さいとぅー:給料めっちゃ下がってるけど、生活は大丈夫なんですか?って聞いたらポロポロと、生活自体は成り立っているけど趣味的な物は貯金を切り崩さないと出来ないって話が出てきて。
貯金を切り崩して自分の機嫌を取っているって話されてたの凄い印象深く残ってますwww
川を眺めたりして明らかにメンタルが万全ではないように見えるのに、Qさん自身にはその自覚が無いのがとっても気になって、めっちゃ探りを入れた記憶があります。

Qさん:はい。私から話すというより、さいとぅーさんがいっぱい喋ってくださいました!

さいとぅー:その結果給料と自尊心の話に確かたどり着いたんですよね。

Qさん:はい。「給料が十分に貰えない事を言ってはいけない」って思いながら、お話を聞いていた記憶があります。
お金の事を言うのは恥ずかしい事というか、そういう感情があって。最終的に「言っていいんや!」って思えたことを覚えてます。

さいとぅー:苦手な人が多いですからねぇー。だから多分その時に「給料は会社からのメッセージ」って言葉が出たんでしょうね。

Qさん:メッセージ。メッセージは凄く分かりやすかったですね。会社から舐められてるな!って思いました。あと「お給料を上げたいと思うことは隠さなくて良いんだ!」と、その時感じました。


さいとぅー:Qさんに対しては職務経歴書の作成のお手伝いを中心に行いました。あとQさんが「この求人票はどう思いますか!?」って送ってきたものに対して、ちょいちょいフィードバックしたくらいです。
基本、転職活動自体はQさんは自力でやれていたなって。ただ、認知の歪みがひどかった・・・wwww
その辺をほぐすお手伝いをした気がします。

Qさん:確かに。さいとぅーさんと話す事で、自身の視野が狭まっていることに気づけました。やっぱり小さい会社に所属してるのに、転職の事を社内の人間に相談できないじゃないですか。
大体の会社は引き止められると思いますし。となると、外の世界を自分で見に行かないと情報が入ってこないですよね。
視野が狭くなった私は「このまま地道に給料が上がっていくのを願いながら待つしかないんだ…」思ってましたが、さいとぅーさんと喋って「いける、私!大丈夫やん!」って考え方が変わりました。

さいとぅー:今って、ツイッターとか、オープンチャットがあるので、結構ありがたさもありますよね。社外の人と薄く繋がれて、 ちょろっとでも話せて。
僕の前職はベンチャーだったんですが、ツイッター経由で外の人と話しますって言うと、同僚に「何それ変わってるね」って言われてたんですよね。

Qさん:私が一社目に働いた会社もそうです。

さいとぅー:忙しい会社の人って疲れてしまって、外に向けて使う体力がないから、みんな社外活動しようって思えないんでしょうね。

Qさん:その日暮らしって感じですよね。本当にしんどすぎて余裕がないし、それこそ思考停止するので会社を辞めにくくさせてるなって思います。
忙しすぎると、そもそも転職しようって思えないんですよね。スタミナが必要だから動けない。

さいとぅー:内側に内側にーってなる事はありますよね。だから、そういう会社から辞める人って黒ひげ危機一髪的に抜けるというか。
「辞めた後どうすんの?」って周囲に言われても「もう辞めるんす!ピョーン!!」って抜ける人も多くて、 転職活動自体がうまくいってるかっていうと、微妙な人も結構多いなって思う。なんか、要するに辞めることを優先しちゃう。

Qさん:うんうんうんうん!

さいとぅー:Qさんが営業職から現職のWebディレクターに移ったときもそんな感じあったんじゃないかなってって。確か、最初はアルバイトから入ってませんでした?
Qさん:そう。時給1,000円でした!
正社員になる前提ですが、半年間はアルバイトでした。でもWebディレクターになりたかったんですよね。Web業界に転職したかった。でも今はもうこだわらないですけどね!

さいとぅー:wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

Qさん:今回の転職活動は、残業が少ない、堅めの会社(人数が100名以上)、年収も前々職と同額とまではいかないけれど十分貰えるところっていう条件を満たしているWeb周りの仕事を探していました。

営業職から未経験で転職活動していた時は、Webの勉強をしたから、やっぱりWebディレクターやデザイナーになりたかったです。

だから、どんな条件でも就職したかった。「勉強させてもらえて、時給1000円もらえるんやったらいい!まじめに働けばきっと社員になれるし!」って思って、喜んで行ってました!
その時は全然、給料が安いって思ってなかったです。Web業界に転職できて嬉しかったし未来を想像したときの楽しさが上回っていました。
最初は1000円で働いて、21万円で社員になって、その後年間2万円ずつ上がっていきました。

さいとぅー:伸び率だけで言うと、毎年月給2万円伸びているのは確かに凄いです。

Qさん:でも、開始が時給1000円だったから、毎年順調に2万円ずつ上がってもなかなか一社目の初任給を超えないんですよね…。

さいとぅー:昇給の角度がいくら高かろうが、入口低かったら何年後に君の年収は元の金額になるんだい?っていう。そして給料が上がれば当然上がり幅も落ちて来るでしょうし。

Qさん:アラサーで入社したからっていうのもありますね。若かったらそうは思わなかったのかもしれないです。もっと若くて未経験で入って毎年2万円ずつ上がるなら、すごいことじゃないですか!でも私はそこそこ社会人歴も長いので…。

さいとぅー:だから良かったなぁって思うのが、「そう思えるようになった事」ですねぇ


さいとぅー:そういえばQさんが見つけてきた求人を僕がチェックすることもやってましたね。

Qさんが嬉しそうに、「この仕事、楽しそう!」って持って来た求人で内容に横文字が多くて、
「リードジェネレーションからリードナーチャリングまで行って頂く仕事です」
「事業部立ち上げ直後なので、数字にコミットして頂ける方を募集してます」
ってやつ。

Qさん:あれ、まんまと騙されましたww騙されたって言うか、さいとぅーさんに言われて、「これテレアポの仕事か!?」って気付きましたからね

さいとぅー:テレアポで数字ゴリゴリに追わさせられる仕事っぽいけど、大丈夫ですかー?って聞いたの覚えてます。

Qさん:言われたなぁ。。。

さいとぅー:でも分かんないですよね。分かりにくく書いてるもの。

Qさん:だから、ちゃんと日本語に置き換えて説明されたら「やべぇな」って思えたんですけどね!

さいとぅー:思ってましたけどQさんちょっと横文字弱いですよねwwwww

Qさん:雰囲気だけで「ベンチャーで大変そうだけど、かっこいい?」みたいな。私、結構チョロQだなって思いました。マジチョロいw

さいとぅー:チョロQwwwwwwww

Qさん:この求人どうかな?って探してきたものに対して、私の性格を知った上でさいとうーさんからコメントを貰えたのはありがたかったですね。
さっきの横文字ベンチャーもそうですけど、次からは選ばないじゃないですか。でも言われないと、応募してたかもしれない。会社側にとっても時間の無駄になりますから、第三者目線でのコメントがありがたかったです。

さいとぅー:余計な時間がかかりますからね。あと確かこの頃にOpen Worksの使い方も教えましたよね。

Qさん:そう。さいとぅーさんに言われてから、退職者と在籍者をフィルターでかけてから口コミを見るようになりましたね。
あとオープンチャットのキャリア迷子でも話題に上がっていましたが、ブラックな会社ほどOpen Works等の口コミサイトへの書き込みの対策をされてることを知ったので、気を付けないとなと思いました。

さいとぅー:悪い口コミ書いたら名誉棄損で訴えるって脅してくる社長が居る会社とかありましたからねwww

Qさん:良い会社って、そもそも悪評かかれる可能性が少ないから、わざわざ対策の必要が無いですもんね。でも、ヤバい会社はそういう根回しをするんだっていうのを、最近知りました。


さいとぅー:まぁなんだかんだ色々ありましたが、今回は内定おめでとうございます。

Qさん:いえいえ、本当にありがとうございます。

さいとぅー:年収も上がって凄いし本当にめでてぇ!

Qさん:私は前職の営業時代がそれくらいだったので、それを超えていくことを目標にもしていたので、本当によかったです!

さいとぅー:達成できてよかたすねー。特に下駄を履かせたわけでもないですしね。

Qさん:そうそう。嘘も見栄も無く、面接で言ってるんですよね。ちょっとだけ背伸びした部分もあるかもしれませんが、「ここは出来ません」的な事もきちんと言ったつもりでいて。ギャップがあって結果的に長続き出来ないことが一番いやだなって思ったので

さいとぅー:嘘ついてなければ背伸びは全然良いですからねー。人事も当然それを見込んで話してますし。
今回の転職で無事、今まで低賃金で頑張りながら努力してきた物を無事換金するじゃないですけど、出来たみたいで良かったですwww

Qさん:換金wwww
さいとぅー:一社目から次の転職先に入れたかと言うと多分それは無理だっただろうし。
Qさん:絶対無理ですね。

さいとぅー:なーんか。頑張った結果良い未来にたどり着くと、辛かった時の自分を褒めてあげられて良いですよね。だからこそ前職に行くべきではなかったという結論にも決してならない気がしていて。

Qさん:全然それは思ってないですね。1社目も2社目も、入社してやってきたことに後悔はないです!
さいとぅー:まぁあのまま20年働いてたら思ってた気もしますがw

Qさん:そうですね。もう病んで潰れて、川に沈んでたと思いますw
さいとぅー:やめてくれwwwww


さいとぅー:まぁ、色々話はしましたが、Qさんはもとからデキる人で、僕はなんかしたかっていうと特になんにもしてないと思ってるんですよね。

Qさん:そんなそんな。ありがとうございます。
さいとぅー:ただ、初めて話をした時のQさんは、メンタルが落ちに落ちていたので、あの時のQさんが転職活動をそのまま出来たかと言うとそれはそれで難しかったかなと今になっては少し思います。

Qさん:もう何も出来なくてシクシク泣いてましたもん。ワイヤーが描けない。文字が読めない。シクシク泣きながら落ち込んでいたので、転職活動するスタミナなんて皆無でした。

さいとぅー:そう。なので川を眺めていた時のQさんには、もう「整えよう」くらいしか思う事が無くて、元気になれば大丈夫だ!って思っていた記憶だけがあります。

Qさん:元気がなかったことは、当時の日記に記しているのですが、「何しても足元がずるっと滑る。基盤が無いような感覚だ。」みたいなことが書いてありました。基本的な日常生活を回すことすら、ままならなかったんだと思います。

さいとぅー:なので初めてzoomで話をした時も、就活の具体的な話は殆どしてなかったし、職場環境とかマネージャーとの仕事のやり方を対策しましょうって話になったと思います。

Qさん:当時めちゃくちゃ色んな報告をした記憶があります。今日はマネージャーとこんな話をした!とか、先輩とはこういう話をした!とか。結果的に働き方がこんな風に変わった!みたいな。

さいとぅー:そうそう。結果、体制が変わってマネージャーではなく先輩ディレクターと仕事する事になったので、安心して働けるようになっちゃったぞ??みたいになってましたよねwww
Qさん:そうそう。転職の緊急性も落ちちゃいましたがwww

さいとぅー:たださっきも言いましたが、「ここから急いで逃げなきゃ!」って感じの黒ひげ危機一髪的転職は、あまりよろしくないのでその辺はとても良かったと思ってます。
で、冷静になってとても思いますが、本当に元気になりましたよねぇ。

Qさん:そうですね。確かに!!!
さいとぅー:なんかもっと皆元気になってほしい。

Qさん:結構当たり前の事なんですけどね、案外元気じゃない人が周りに多すぎるっていう。
さいとぅー:なんかたまに元気じゃないぐらいでいいんですよねー。仕事ミスったとか大きい仕事きてテンパってる時とか。

Qさん:せっかく生きてるのにずっとメンタルダウンしてるって、しんどい時間をただただ過ごしているだけですからね。元気がない時は会社を週1とか週2で有給とって休んでました。本当に落ち込んでた時は、チャットの文字が読めなかったんですよね。目が滑るというか。

さいとぅー:なんかそんな感じの話を前回Pさんとしたぞぉ?本読んでも目が滑るって。
Qさん:そうなんですよ。精神的にしんどくて一生同じところ読んでるし、いつもだったらチャットできた文章に対して考えて返事が出来るはずなのに、次に何やっていいかわからないみたいな。
もうなんにも出来ない!ってなっちゃってましたね。

さいとぅー:当時残業もそんなにしてなかったはずですよね。
Qさん:してませんでしたね。もう8時間しか働てなかったです。
さいとぅー:それ聞いてめっちゃ心配してましたよぉ!Qさんが元気になったのが一番嬉しいにゅーす!


さいとぅー:思い返しながら色々話しましたが、改めて転職活動ってどんな流れでしたんですか?

Qさん:最初は何個かエージェントに登録をして、主に使ってたのがリクルートエージェントとJACリクルートメントでした。
JACは結構ちゃんと対応してくれていて、AIとかで送らずに書類を見た上で「こういうポジションがあるんですが応募してみませんか?」って連絡がきましたね。求人に担当者が付いているパターンでした。皆丁寧だったのを覚えています。そこで1社だけ応募しました。
内定を貰ったのはリクルートの方で、応募した大多数もリクルートエージェント経由で自分で検索して探したものでした。インハウスのWebディレクター中心に応募していて、20社ぐらい応募しましたが選考に進んだのが3社くらいでしたね。リクルートエージェントだったら大手だし、求人数は十分だと思いました。

さいとぅー:求人を探すときに、ミーハー度合いを下げると良いかもって話をした記憶があります。

Qさん:そうそう。人が行きたがる業界を私は選んでたんですよね。雑誌の出版社の求人とか。さいとぅーさんから、見るからに激務だと分かる点を求人票の内容から指摘されましたね。そこでちゃんと考えないといけないなって思いました。そうしないとすぐミーハーな方に行っちゃうんで。

さいとぅー:求人はプロモーションですからねぇ。企業も心を動かそうと頑張ってくるので注意ですよ、ほんと。

Qさん:ほんとうにチョロQでしたからね!キラキラした業界の求人票を見ていいなって思う気持ちをグッと堪えて、一見何作ってるのかわからないような会社で応募数が少なそうな会社を探しました。
堅そうなしっかりしている会社を狙い始めたんですよね。最終的に一番最初に内定を出していただいた企業へ行くことに決めました。選考が進んでいた他社は辞退しました。
内定先が条件面はクリアしていましたし、決定軸をきちんと持てたから最後はあまり迷いませんでした。

さいとぅー:お話しながら当時のLINE遡ってたんですが、一緒に決算報告書とか読んでますねwww

Qさん:そうそう!その時さいとぅーさんが決算報告書読んで「どちらかと言うと保守的ぽい経営判断してますねぇ」と言われて、「それがいい!」って思ったの覚えてます。

あと、こういう話はエージェントの方には相談できなかったので助かりました。
あと単純に周りの大人で決算報告書が読める人が居なかった。なので、どういう経営状況なのかをパッと見でコメントいただけることは、めちゃくちゃありがてぇ!って思いました。
さいとぅー:確かに決算書の読み方って誰に相談していいかパッとわかりませんしねぇ。

Qさん:みんな見てるのかな?決算がどうなってるとか。
さいとぅー:諦めちゃってる人多いですよねぇ。



Qさん:話は戻って、エージェントさん経由での応募も進めていました。書類に関しては誤字の指摘を一回されたぐらいで、殆ど何も言われませんでした。書類落ちした会社があって、納得いかなくて理由を聞いた時がありましたが、ちゃんと長文で返事が来たりと、誠実に対応してくださったので、可もなく不可もなくっていう印象です。内定前後の企業への確認事項については、レスが早くて良かったです。
さいとぅー:それはよかた

Qさん:選考に関して、きちんと進んだのは3社で、結果的に内定まで至ったのは1社でした。この1社をどうしようか考えている時に、併願中の2社と比較検討してたんですが、多分私も諦める理由を探していたみたいなところがあって、結果的に内定をくれた会社で決めました。
後々聞いてみると、そのうちの1社は結果不採用で、もう1社は次の選考でコラムを書く課題が出ていて、重たいなぁと思っていたタイミングでした。

さいとぅー:その課題が重たかった会社が有名企業さんですよね。
Qさん:そうです。だから本気で行きたかったら書いたと思うんですけど、その会社はWeb系のポジションじゃなかったので、あまり行く気はなかったんだと思います。

さいとぅー:なんか結果なるべくしてなったみたいな感じですね

Qさん:そうです。転職活動の進め方なんですけど、書類が通りだすと次にポートフォリオを求められる企業が出てきたので、本腰入れて用意したんですよね。で、完成したあたりから、履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの3点で応募するようになりました。そうすると書類が通りだすようになりました。
そのあたりから流れが変わったなって思いました。
ポートフォリオを作るのに結構、時間と手間を掛けた記憶があります。ディレクターにポートフォリオが必要なのかは分からないですけど。
面接へいくと、企業がこちらへ聞きたい質問が明らかに具体的な内容になっていきました。
どういう事をやってきたかとか、実績以外にも人間性、価値観、趣味まで載せていたので、あちらが人物像をある程度想像出来ている状態で面談に臨めたので、自分の土俵で話が進むので面接が楽になったんですよね。予想外の質問が来ない。ポートフォリオに対して質問ばかりになりました。「ポートフォリオを見たんですけど~」の質問が多いと、つまらずに自分の言葉で話せますし。

さいとぅー:なんでこれ作ろうと思ったんですか?
Qさん:ベイジの本山太志さんっていう方のポートフォリオを拝借しました。コピーして良いよ~って書かれていましたので、一度作ってみようと思いました。テンプレートがNotionで公開されていたので。それを見たときに結構衝撃的だったんですよね。「ここまで書くと、雇いたくなるし、魅力的に映るな。この方、凄いな…」と私が思いまして。
さいとぅー:それをしりたい!
Qさん:こちらです

本山太志のポートフォリオ用メモ

テンプレ組み替えていくだけなんでNotionって使いやすいですよね。コード書けない私でもできる。
さいとぅー:テキスト残すとかにはサクサク出来ていいですよね。ここでWixとかのCMS使いだすと途端に面倒くさい感じになりそうです。
Qさん:そうですよね。0から作るとなるとなかなかねぇ。


さいとぅー:転職活動を開始した時に転職先に求めてた物ってなんですか?
Qさん:一つ目に「給料が絶対上がる事」その次に「残業が少ない事」。その次に、Webに携わり、今までの経験が活かせる職場か。あとは人ですね。一緒に働けそうかを吟味して決めたかったです。
さいとぅー:内定取った後に、今後働く人たちとお話してみたいです的な相談ってしたんでしたっけ?
Qさん:はい!さいとぅーさんにアドバイスをもらって、すぐエージェントさんに依頼しました!「内定承諾前に働くメンバーと話したいです」って言ったらすぐにスケジュールを組んでいただきました。オンラインだったんですけどその時も好印象でした。こういう面談を組んで貰えることをそもそも知らなかったので、依頼してみるもんだなーって。
さいとぅー:内定通知を出しちゃったら、あと企業側で出来る事なかったりするので、候補者から内定後面談したいですって言われたら有難いって思う会社も結構多いですよー
Qさん:そうなんですねぇ。

さいとぅー:あんま何も手伝った記憶なかったんですが、言われてみるとちょいちょい口挟んでますねw
Qさん:要所要所でLINEしてるんですよね。このタイミングでしておくべきことは何かをその都度聞いていた気がします。聞いたら何か出て来るかも?みたいなw
さいとぅー:上手に使って頂いてwww
Qさん:無駄に時間を取らせちゃいけないとは思ってたんですが、要所要所で連絡していた気がします。
さいとぅー:内定後面談で良い会社だって確かめられてよかったですね。そこが微妙だったら残りの2社どうするかとか、新規で応募するのかとかまたややこしい事になってた。
Qさん:ほんとです。おかげで納得感をもって内定を受ける事が出来ました。
内定承諾前の働くメンバーとの面談の時に、あちらが自己紹介と業務内容と好きな食べ物を教えてくださってwwwゆるい面談の場を1時間設けてくださいました。「どうすればQさんが安心してうちの会社に来てくれるかな?」と、みなさんが考えてくれてることが分かりましたし、具体的な業務の説明より、このメンバーなら一緒に働くことが想像できるなと思えて安心に繋がった気がします。

さいとぅー:すてき。あとあれですね。上司予定の方と一対一で喋るだけじゃなくて、向こうの上司と他の社員の絡みとか見えるのも地味に良いですね
Qさん:そうですね。上司と、メンバーのコミュニケーションで、ちょっといじったり、いじられたりのコミュニケーションがあったので、そういう関係性でそんな会話が職場で生まれるんだなと思うと安心しました。
さいとぅー:Qさんはギスギスしてる環境より絶対そういう環境の方がいいですもんね。今日一番その話聞いて僕が安心しましたw


さいとぅー:最後にキャリア迷子の方々に何か伝えたい事とかありますか?
Qさん:私の経験がどなたかのお役に立てば嬉しいです。

さいとぅー:僕はQさんの相談に乗っていた身としては、「心の迷宮に迷い込まないで」ですかねぇ。
Qさん:確かにそうですね。強いて一つ言うんであれば、転職活動は心身共に健康じゃないと出来ないから、手遅れになる前にまず悩んでいる人はSOSを出してほしいなって、2社経験して思いました。
1社目も1社目でメンタルで一回休職してて、一か月ぐらい会社休んでるんですね。落ちてるときは自分で明確に気付けないんですよね。「なんとなくこのままじゃまずい」って思ってはいるけど、気が付かない間に這い上がれなくなったりするので、そうなるまえにSOS出すのはありなんじゃないかなって。

さいとぅー:なんか元気づけサービスみたいなのやりたいですねぇ。
Q:考えたことありますよ。ただ褒める。褒め褒めサービスみたいなw生きてて褒められる機会って少なすぎますもんね。私10分くらい喋ったら、相手の良い所をめっちゃ言えると思うんですけどね。
さいとぅー:いつも嫁が褒めていただいて、とてもお世話になっております。キャリア迷子で褒めが足りない人が居たら連れてきます。
Qさん:zoomで繋いでいただけたら、「私があなたを褒めます。」みたいなwww
さいとぅー:褒め担当ですっていう背景画像作らなきゃ!・・・ってこんな事喋ってるうちに3時間以上経ってるんでそろそろ閉めますねー!ありがとうございましたー!
Q:すみませんwwwありがとうございましたー!


Qさんは考えも話し方も論理的でしっかりしている方だったのですが、現職でのメンタルズシーンが大きくて、長くゆるゆるやりましょーって感じでお話してたらいつの間にか自分で良い条件の内定持ってきてて、え、すご!ってなった方です。
やっぱり何事も状況を好転させるには心身ともに健康であるのって凄く大事ですよね。

感染症含め風邪が流行っているこのご時世ですが、皆さん心だけじゃなくて体も大事に。
あと働きすぎて単純に体壊さないように!
毎日元気が一番です!

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