最初の内定蹴ったら年収が200万円上がった人のお話

キャリア迷子の駆け込み相談部屋にちょいちょい個別相談が来るのですが、
折角なので実際に転職活動をおこなった人々に当時を振り返ったインタビューをしてみました。
転職活動をするかしないか。するなら何を気を付けるか?
実際の事例を元になにかみんなの役に立てたらいいなぁと思ってます。

今回インタビューしたのがこの方

名前:Pさん(仮)
職業:Webディレクター
転職前年収:350万円
転職後年収:550万円
住んでる地域:関西地方
就活時にさいとぅーが手伝った事:
エージェント経由の応募で1社内定が出てエージェントもプッシュしてくるが個人的にはあまり納得できない。これを引っ張って就活を続ける方法は無いか?という相談に対する対策と、それ以外は主に応援(がんばれー!)

以下インタビュー内容です。


さ「Pさんって、転職活動しようと思ったのっていつ頃なんですか?」
P「転職活動しようと思ったのが入社1年3ヵ月くらいしてから。今年の8月くらいからぼんやりと考え出したって感じですね」
さ「内定承諾したのが11月なので、じゃあ3.4ヵ月くらいで内定ですかね」
P「そうですね!」
さ「そうかぁ、やっぱ一般的には2~3ヵ月と言われていますが大体そのくらいって感じですね」
P「ゴリゴリ動くには時間が無かったとも言えます」
さ「6ヵ月掛けるのも疲れちゃいますしねぇ」
P「心が折れますねwwww。ああ、全然準備が出来てない。あぁ、ああぁってなっちゃうと思います。短期決戦でガッ!て感じでした」
さ「転職活動しようと思ったのはなんでだったんでしたっけ?」
P「幾つか理由はあるんですが、一個は労働環境を変えたい。残業が多すぎてとてもしんどかった。仕事における、なんて言ったらいいんだろうなぁ。
一人一人の分量がえぐかったし、そのうえ裁量があるようでない。結局上が全て決めてしまう。その結果心身共に疲れてしまって。
さい「しんどいすねぇ」
P「嫁からも『あんた最近大丈夫なの?』っていう心配の声が続いたりとか。バンドメンバーから『お前最近性格変わったよなぁ』って言われたり。
今まで全くそういうの無かったのにだんだんどもるようになったり。。。
自律神経がいかれて手足が冷たくなったり変な汗をかくようになったりと、このままじゃ死ぬな。心が病むなと思って転職をしようと思った感じですね
さ「やっぱそうですよねぇ。身体と心に影響を与えてしまうのが一番だめですよねぇ」
P「いっちゃんだめですねぇ。結局そうなってから仕事のパフォーマンスがガクッて落ちるようになったんで。本来こんなミスしないようなミスするようになったりって」
さ「いやぁ、僕もいっぱい働いていた頃は心当たりありますわぁ。あと相談してくる人の中にも、『僕仕事できないんです!!』って悩んでいる人の話をよく聞くと、労働状況がヤバくて単純に体力的にヘロヘロになった結果じゃね?っていう人ちょいちょい居ます。そういう時って自己肯定感ぎゅーんって下がるじゃないですか
P「いやぁ、まじで下がりましたね。何やってもダメなんじゃないかって。本来制作系広告系だったら、クライアントの課題を解決するにはどうしたらいいか?を考えないといけないのに、気が付くと『どうしたら怒られないか』を無意識に考えるようになったり。駄目なサイクルに入りかかってましたね」
さ「すげぇありますよねぇ。やっぱ、怒られるってよくないっすよねwwww」
P「そうっすよね。まぁ怒り方もあると思うんですけど。仕事の任せ方とか」
さ「なんか、いい事あんまりないよなって。
全く怒らないのもあれなんですが、怒られた相手って逆に仕事のミス率増えたりして、また怒らないといけないってよくあったので。これ無駄だなぁって」

P「負のスパイラル。間違いないと思います。一番の転職理由は体が付いてこなくなったのが一番の理由ですね。残業時間がとんでもなかったので」
さ「どれぐらいだったんですか?」
P「大体12時前後まで。だから終電ほとんどなかったっすね
さ「あぁ。じゃあ僕の前職と同じ感じですね。大体それぐらいで働くと身体と頭バグり始めますよねwww」
P「きついなぁああああ」
さ「バグりますよねそのぐらいから」
P「バグりますね、生産性は間違いなく下がるんですよ。やっぱり」
さ「業務が出来るか出来ないかって言われたら出来るんですがぁ・・・?って感じなんですが」
P「出来るけど、それは本当に頭使えてるのか?っていう」
さ「出社直後とか頭ぼわーんってしますよねぇ。22、3歳なら無理じゃないかもなんですけどね」
P「そう。そう。30台差し掛かってからやるような働き方じゃないですよねぇ」
さ「ほんとそう」
P「よっぽど仕事が好きだとか、その会社のために!っていう想いが強いと出来るかもしれませんが」
さ「でも労働環境が良くないと、いずれ続けるのにも限界来ると思いますけどねぇ」
P「続かないから、続いている人もマックス長い人でも3.4年なんですよね
さ「そういう環境だと3年以上はきついですよねぇー」
P「一部のそれを耐えられちゃう人が残って、新卒の子とかがどんどん辞めてっちゃって。。。って感じで転職を決めましたね

さ「なるほど。ちなみに転職の軸とか条件ってどのような感じで定めていたんですか?」
P「表の理由と裏の理由がありまして。
表の理由で行くと、もともとずっとプログラマーやった後IT系のWeb制作や広告をやっていたのでこのキャリアを外れたくはないと思いまして。
その中でもとりわけ、今運用している広告とかの事実としての数字を見ながらどのように改善をしていくか。をやってみたいという想いがありました。
なので選んだ軸の一つとしては、事業会社である事。自社のプロダクトをもっている事。自社の広告や運用を任せてくれそうなところ。ですね。
裏テーマとしてはぶっちゃけ前職が仕事量に対してくっそ給料が低かったのでちゃんと年収を上げたい。あと人並みの、人間らしい生活がしたいっていうのが大事でした」
さ「安くて長時間の定額働き放題でしたからねwwww」
P「サブスク人間だったのでwwwww」
さ「その時の年収どれぐらいだったんでしたっけ?」
P「350万円でしたね」
さ「当時10時~24時で働いて。休憩時間を多めに見ても月240時間働いてそれってことですねぇ。なるほどなぁ。。。」

さ「そのあと就活を始めて、エージェントを利用して転職活動を開始したと。ちょっと気になっていたのが、Pさんはエージェントからの対応どうだったのかなという所です。
僕がPさんからの相談を受けたのが、既にエージェント経由で1社内定を取ったタイミングで、あまり条件をそこまで満たさない企業の内定の承諾を迫ってきて、承諾期限の調整もあまりちゃんとやってくれなくて困っている。っていうタイミングで話を聞いていて、それより前がどうだったのかそういえば聞いてなかったなって。
面談時間どんぐらいだったのか。書類の添削どうだったのか。こっちが求めている求人を持ってきてくれていたのか、あたりを聞きたいす」
P「面談時間としては、Webに繋いだのが1回か2回で、時間は1回あたり1時間ぐらい。
それ以外の部分で行くと僕がクソメンヘラだったのでめっちゃ電話を面談前に掛けてたんですよ。
エージェントが面談前に欲しい情報くれて無かったって言うのが悪いってのもあるんですが
だから、電話に関してのレスポンスはそんなに悪くはなかったと思います。
出してくれる求人については、希望も出していたんですが、全く的外れの求人も出してこられましたし、そうそうこういうのが欲しかったんだよってのもありました。
最終的に入社する事になった会社は自分で検索して探したやつですが」
さ「あー、エージェントサービスページの検索から選んだ感じですね」
P「そうです。なので担当者お勧め!みたいな通知が付いていたものではないです」
さ「AIマッチングとかしてくる奴のズレかた凄い事ありますよねぇ」
P「どうしてあんなにズレるんですかね。真面目に一個一個見ながらこれは違うって奴振り分けしてたんですが、最後まで精度全く上がらなかったんですよねぇ」
さ「下手したら面談時に伝えた条件の情報の新着を勝手に投げてきただけの可能性ありますよねぇ」
P「それはAIじゃないwwww自己学習してないwwwww
あと、書類とかに関しては、僕が前職に転職をするときに作った書類があってそれに追記したものをお出ししました。
それを元に退職理由の記載の仕方や言い回しとか、体裁について密に相談に乗って貰えてましたね。

ライフワークバランスを整えたいって言う表現は突っ込まれるかも~とか。転職の理由が嫁との休みが合わなくて~という理由とか、
もうちょっと幅広い仕事をしたい。っていう理由だったんですが、この理由であればこういうツッコミがありますね。とか。
基本的には何か考えてくれって言われた事に対してのフィードバック。キャッチボールは3回くらいですかね」
さ「じゃあそこまでは悪くはなかったんですね」
P「そうですね。動機作りに関しては密にやってもらってました。その辺までは僕の印象すごく良かったんですけどね
さ「ほんとですね、それ聞くと。僕は下流からしか聞いてなかったんでwwwwww」
P「そう。上流までは凄く良くて信用できそうだなぁって思ってたんですけどねぇ」
さ「どうしたんだろう。疲れちゃったのかな・・・?12時まで働いてたんじゃないですかね・・・?」
P「あれです、明確に、さいとぅーさんに相談した1社目の内定が出たあたりから急に態度が変わりましたね。もうここでええやんっていう空気が流れだしました。まだやるぅ?みたいな感じで
さ「1社目の条件どんな感じでしたっけ?年収360万円くらいでしたっけ?」
※Pさんの転職前の年収が350万円程

P「確かそれぐらいです。今思うと蹴って良かったって思ってます」
さ「前職と比べて下がってないし、いっかな。。。?って思わなくもない微妙なラインですよね。入社した後頑張って昇給してくれって言われたらそうだよねって思わなくもない感じの」
P「そうそうそう。。。。なんか、『ここから先はあなたの努力でどうにかしてください』感が凄かったですね。間違っては無いと思うんですが。今思うと違うなぁって」
さ「そこを蹴る勇気とかむずいですよねぇ。」
P「むずいっすね。でもその時の救世主さいとぅーですよ」
さ「やめろwwwwww」
P「承諾期間を伸ばそうと思えば伸ばせるとか、そのための交渉の仕方とかを教えてもらって、最悪仕事探しを一からやる事になってもちゃんと相談に乗ってくれるって言ってもらえたので」
さ「あれ、結局1社目って承諾期限伸ばせたんでしたっけ?」
P「伸ばせましたね。ただ他の第一志望第二志望の求人の内定可否が出るまでは流石に引っ張れなかったので、じゃあもういいっすって断った感じですね」
さ「やっぱちょっと勇気いるんですよねぇ」
P「いりますねぇ、ただ蹴ったタイミングでは、第一志望を中心に事業会社や制作会社も最終選考に進んだ会社が5.6社あって、最悪どれかいけるやろっていう目算が承諾期限を伸ばした間に立ったので。あと最悪全部落ちたらさいとぅーさんがどうにかしてくれるだろうって」
さ「信頼が謎過ぎるwwwww承諾期限の延ばし方の相談乗っただけなのにwwwwww」
P「その謎の信頼と見通しがあったので、そこで1社目の内定の会社は断れたって感じですね。結構背中を押してもらえたのがでかかったです」
さ「やっぱり多数決の原理みたいに、自分が正しいと思っていても、周りが違う!って言ったら普通揺れますからね。
エージェントと内定先の企業が囲んでうちに決めてくれって言われたら断りづらくなったりしますし。
P「小学校の頃正解だと思うものに挙手!ってした時に、自分が正解だと思ってないやつに皆が手を上げたら心配になるみたいな感じがありますよねwwwww」
さ「いやでも、成果報酬でやってるエージェントからすると、どの会社に入ってもあんま変わらないっすからね」
P「どの会社でもチャリンチャリンするんだったら、早めにチャリンチャリン出来る方がいいっすもんね
さ「そこに求職者本人の納得感まで追求するのは難しいって言う気持ちはわからなくもないんですけどね。ただ求職者からすると困ったもんですよね。
人材紹介業って、良い事業だと思ってはいるんですが、内定を取った瞬間に風向きが変わるって言うのが嫌だなぁっていうのが個人的に思っている部分なんですよね。
キャリア迷子を始めたのも最初はノリだったんです。Pさんみたいに知らない事でエージェントとか企業に引っ張られて、
自分の本当に納得できない形で就活を終えないように何かできないかなぁって始めた取り組みなんですよねー。みんなの役に立つといいなぁ。」

さ「あ、そういえば1社目の内定蹴ってから、結局何社内定取ったんでしたっけ?」
P「えーっと、結果6社ですかねぇ
さ「いやー、頑張りましたねぇ!」
P「頑張りました!多分人生で一番頑張ったかもしれないw」
さ「自分に発破かけるために一社目の内定蹴りましたからね。
それで全部こけてたら嫁さんになんて説明しようってなりますよねwww」
P「なりますねぇwwww」
さ「でも、そのあと取った企業って条件どうでしたっけ?
P「1社目以外はほとんど400万越えです
さ「あ、そうでしたっけ!」
P「入社を決めた会社からのオファーは550万円でした。
内定出たときは目ん玉飛び出ましたね!

さ「あるんですよねぇ。ちゃんとお金くれるところ。。。
複数から内定頂いた結果大体400万ぐらいだってことがわかるじゃないですか。ただその中の一社だけ550万!?みたいな。自分の価値勘違いされないかなぁ!?ってなりますよね」
P「まぁそうなりますよねぇ。内定貰った時はそわそわしました」
さ「入社してみてからはどうでした?入社から2週間くらい経っていると思いますが
P「結論から言うと労働条件は大分改善されました!
さ「ほんとですか!よかったぁ!」
P「出社が9時~なんで正直朝しんどいですがwwwww」
さ「朝はねwww」
P「今日が唯一残業1時間行ったくらいで、それ以外は基本15分以内には仕事上がってます。日報書いたらそれぐらいってくらいの時間ですね」
さ「時給で見たら前職と倍くらいになりそう・・・!!!」
P「賞与も働いた期間分も貰えそうなので、半額貯金で半額で旅行いったろうって思ってます」
さ「いいなぁ!初賞与で旅行!」

P「ただですね、一つ。入社前に電話がかかってきましてね。内定取り消しかぁ!?って思って出たんですが、
内定当初は子会社の制作会社のディレクターという予定での採用だったんですが、親会社の本部のマーケティングチームに配属したいという連絡が来たんですよ。
なんでそんなことに?って聞いたら、転職活動の時に作った提案資料があって、それを見た本社のチームリーダーが、こいつええやんってなったらしくて。
クリエイティブ周りをやらせるより本部に引っ張りたいってなって引っ張られる事になったみたいなんですよね。
だから、ぶっちゃけ楽できるんじゃないかと思ってたんですが、楽できなくなったんだなって」
さ「wwwwwまぁでもあれですね、出世路線というか上のラインには乗った感じですね」
P「そうですね、上流には行ったって感じですねwwwww
本当は下流で制作進行とか品質管理をゆるゆるって出来るかなぁって思ってたのでその辺はびっくりしました。
また追われる日々が始まるんじゃないかと。なんならシビアに数字に追われるかもしれないっていう。
早く帰れるし、残業代も満額出るらしいんですが、ちょっとこれだけ貰ってるんだったら頑張らないといけないなぁって気持ちにはなりますよね。
久々にビジネス書とか買いなおしましたもん」
さ「いやぁでも凄く思うんですけど、定時で帰って、残業してたはずの時間でビジネス書とか自分で読んでる方が生産性高いっすよねぇ
P「生産性高いし、気持ちに余裕があるから読む気になるんですよね」
さ「12時まで働くと無理ですよねぇ。目に文字が入ってこないですもん」
P「文字が滑るんですよねぇ」
さ「この行何回読んだんだろうってw」
P「そうそうwwwこの図さっきも見たなぁ。あれ、ページ進んでないやんみたいな。
いやぁでも本当に。全然事業会社と制作会社でマーケティングの質が違うので。まだ入社して2週間なので苦労して当たり前ではありますが」
さ「自分で自分を大変な環境におくのって難しいので、ちょっとひいひい言ってるぐらいでちょうどいいって思うんですけどねwwww」
P「ぶっちゃけそうっすね。正直充実はしています」
さ「よかた!仕事が楽しいのが一番だ!ただ業務量が多いだけだとあまりスキルが積み上がらない感じがしますが、数字にこだわって苦労すると、スキルや経験としても大きく積み上がりますからね」
p「そうなんですよね。うちの会社にマーケティングの世界で有名な賞を取った人が居て、色々な意味で刺激になってます。職場自慢してあれなんですが」
さ「なんかぁ。皆が職場自慢できる方がいいっすよぉー!
P「そうっすよね。僕の前職の時みたいに、半年後にこんなはずでは、ってならないようにしたいっす」
さ「それはそうっすねwwwww」
P「そんな感じで。エージェントの人との間で色々苦労はしましたが、年収も上がり、仕事の内容も大きな不満が無く、何なら壁の高さは感じますがやりがいは感じる良い環境だと思っています。まとめると
さ「さすが、まとめるのがじょうず!」
P「ありがとうございます!」


さ「そっかぁ、ところで変な角度からの質問なんですが、転職活動に悩んでいる人たちに何かひとことください!」
P「え、えっとぉ、幾つかあるんですが」
さ「お、いいですね!」
P「一個が、面接は商談だな。ってめっちゃ思いました」
さ「お?なんか良い言葉がでてきたぞ?」
P「なんでしょうね、今回の面接初めて飛び道具を使ってるんですよ
各企業に合わせて提案用の資料をしっかり作って

さ「そうですよね。資料見せてもらいましたが、かなり応募先の会社に併せてしっかりとした資料作りこまれてましたもんね
P「きっかけは、自分の事を印象に残そうって言うのが目的だったんですが、この人はこういう事が出来る人なんだっていうスキルセットの証明にもなるじゃないですか。
ポートフォリオもいいけどこれも飛び道具として有効だなって思ったんですよ。

で、そういうのを見せてかつ自分の事を売り込む。自分はこういう事が出来て、こういう考え方をして、こういう資料を作りましたよっていう、ある種セールストークと同じなので。
それが向こうが求めているものであれば商談成立。成約となりますが、
もし違ったら失注で、別の所に頼みますわぁ!ってなると思いますし。
と言う意味でミスマッチを防ぐ一個の要因になるかなって言うのが一個と、
あとシンプルにこの資料を出したところって全部僕内定をもらったんですよね

さ「あ、他の会社も出してたんですね!」
P「入社した先ほど作りこんでは無いんですが、何かしらのリサーチと、
自分なりの分析やケーススタディを作って、自分から喋るって言う事は全部やってました

さ「すげー!いやでも僕が人事だったとき、そういうことやってくる人ってほとんどいないんですが、
もしやってくれているとめちゃくちゃ印象いいんすよねぇ」
P「内定貰ったうちの一社でそれめちゃくちゃ褒めてくれていた所がありまして。
その会社は面接時に候補者に対して大体一発目にケーススタディを質問として投げかけていたらしいんですよ。
HP見ました?何見ました?うちの会社の課題なにか思い浮かぶものありますか?って感じで。
それを聞いた中で、今まで最後まで回答できる人はいなかったらしいんですよ、
僕はリスティング広告まで見て。市場調査もして、それに対して僕はこういう訴求を試したい。っていう所まで回答を持って行ってました。
それに対してめっちゃ感動してもらえまして、
面接自体もすごくフレンドリーに話が進んだんですよね。

なので、商談だと思って使えるものは全部使った方がいいっていうのはひとつあります」
さ「いやめちゃくちゃ良いっす。これはひろめよう!」
P「wwww働きながらは凄く大変なんですが、絶対やったほうがいいんすよね」
さ「すごいなぁー。僕も転職相談受けたときに、こういう風に作るといいよ的なアドバイス出来るように準備しよおー」
P「そこまで相談に乗ってくれたら凄いっすねwwwww」
さ「自分で資料作れない人まではさすがに相談乗れないっすけどwwww」
P「そりゃそうっすねwwww」
さ「いやでもシンプルに偉いっすよ。ちゃんと。客観的に考えたら転職って自分の人生を左右するんだからちゃんとやるべきだって言うのは頭では分かるはずなので、だったらここまでやるべきだって言われたら納得せざるを得ないですもん
P「まぁそうっすね。今回マジで最後の転職にしようと思ってましたからね」
さ「でも現実的に考えたらなかなか実際には出来ない人の方が殆どだっていうなかで、ちゃんとやり切ったのが凄いなぁって本当に思ってます。流石っす」
P「いやぁー。あざす!
あともう一個あげるとしたら、さいとぅーさんにはマジで相談したほうがいいっていう」
さ「それさっきからなんなんwwwwwwww」
P「割とこれ冗談抜きで、下手したら一社目の内定の会社行ってたんですよ」
さ「確かにぶっちゃけその感じはありましたよね」
P「引き伸ばせないのかぁ。確かに給料変わらないし。だったら生活苦しいけど無しじゃないかぁくらいまで悩んでいたので。
それが蓋を開けたら、400万越えの内定がいくつも出て。その時絶対行くべきでなかったって思ったんで。
その判断を下せたのも、さいとぅーさんが色々アドバイスくれたのと、ことごとく落ちてしまったら一緒に求人探し手伝ってくれるっていう言葉に大分救われたので」
さ「それはよかった」
P「さいとぅーさんである必要はないと思うんですが」
さ「そうですね!!!」
P「誰か心の寄る辺となる人が居た方がいいと思うんですよね。家族であり。友達であり。僕の場合はさいとぅーさんと嫁って言う」
さ「直接会ったことないzoomだけの関係なのになんでそんなことになってるんwwwwwwwwwww」
P「ただ、誰に頼るべきかわからない人はさいとぅーさんに頼った方がいいと思うんです
他に頼る人が居たらその人に頼って。それで解決しなかったらやっぱりさいとぅーさんに頼るべきだと思うんです」
さ「ちょっとwwwこの文章僕が文字に起こすの!?wwwwww」
P「そうっすよ!嫌ならそこだけ僕が寄稿しましょうか?wwwwwww」
さ「まぁ、いいや、書けと言われたので書きますけどって書けばいいや」
P「だめっすよ、そこはしっかり書いていただきたい!!」
さ「これ自分で文字起こしするの草って書いておきますわ」
P「マジで大分背中押されたから安心感あったんすよねぇ」
さ「いや、正直実務は見てないですけど、あくまで職歴と話をした印象。ロジックの通り方とかから、直観ですけど普通に年収400はなんとかなるだろうって思ってたんですよね。
500行けますね!とまでは正直思ってなかったんですが、結果的に行けてマジでよかったっすね」
P「ほんとによかったと思っています」


さ「あともしよかったらなんですけど、入社して6ヵ月ぐらいでもインタビューしたいと思ってて」
P「なるほど、その後いかがですか?みたいな」
さ「Pさんは入社して2週間ぐらいで聞けたんですが、6ヵ月ぐらい経つと、その組織の良い所も悪い所も見えるじゃないですか
だからぶっちゃけどうっすか?みたいな話聞きたい人結構居るんじゃないかなって」
P「あるでしょうねぇwwww社名は出せませんが」
さ「もちろんもちろん。転職活動時はこういう観点で入社を決めた。け・ど・も?の部分も大事だと思ってまして
実は上司がこういう感じで。。。みたいなのとかもちゃんと聞きたいなというか」
P「いや大事だと思ってます。僕もそこが今は大きな不安ですね。」
さ「入社してすぐにはぬぐえないですよねぇ」
P「今回の転職では表の理由と裏の理由があって、表の理由をもう少しだけ補足すると、やりがいだけで仕事を選ばないようにしようって思ってました。
本当にちゃんと人間らしい仕事を第一にしたいって言うのがあったんで
前職はやりがい100%で選んでしまったところがあって。その結果とてもしんどい思いをしたので。
であれば多少仕事は仕事って割り切れるほうがいいなって思いました。
と思っていた矢先、思わぬ入社直前の配置替えでやりがいがありそうな所にいったのでwwwww
やりがいで燃え尽きていないかが少し心配ですが、半年後ちょっと良いお話が出来たらいいなって思ってます!」
さ「じゃあ同じく、やりがいで働いていた民からのアドバイスなんですが、
『残業は癖になります』
P「そう。そう。ほんとそう。そうなんすよぉ。」
さ「僕も転職した直後、周りの人残業してないのに僕だけ新人なのに一番残業してて。これって癖なんだなって思いましたwwwwwwww」
P「でもほんとそうっすよね。わかるwww僕も入社初日から残業しようとしてたんですよ。
そしたら偉い人に入社初日から何残業しようとしてるの!帰りやー!って言われたんですよ」
さ「その境目がさっきの15分だったんだwwwww」
P「そうっすwwwww
で、多分偉い人が僕の直属の先輩に、しばらく出社してあいつを帰らせるようにって多分言ったんでしょうね。
家庭の事情が無い限りリモートでも良いのにほぼほぼ出社してくださっていて、6時になると帰るように声かけてくれるので。
僕の残業癖を無くそうとしてくれている節がありますね。」
さ「下手したら転職して一番有難いのそれじゃないですかwwwww」
P「『ビルのセキュリティが7時になると掛かると裏口からしか帰れない。そうなったら負けだと思ってます』って先輩が言っていて、文化が違うんだなぁって」
さ「ひぇー。違う所は違いますよねぇ」


さ「ところで、元々今回Pさんにインタビューしたのも、エージェントの話を聞いてみたかったというのがありまして。
エージェントの内定プッシュで困っていた話は知っていたので。
ただ、今回話をしていて改めて皆に届けたいなと思ったのが『面談時に商談だと思え』っていう話。これは格言だなと思いましたね」
P「まぁぶっちゃけこれ他人から聞いた話なんですよね」
さ「あ、そうなんですね」
P「応募ってラブレターみたいなものじゃないですか!って言う話を受けて、それはいいなと思ったもののちょっと気恥ずかしいので、言葉を変えてビジネスっぽく商談だぁ!って言うようになりました」
さ「人によって言葉選び変わりますよねwwww
人事の世界だと採用活動は商談だ!とか、営業マンは自分を商材にして転職活動をしろ!とかそういう言葉自体は今まであったっちゃあったんですよね。
ただ、Pさんみたいにちゃんと資料を作りこんでちゃんと提案を掛けているっていう、ここまで作りこんで行動している人を見たのは初めてなんですよね。素直に感動しました」
P「まぁ、ポートフォリオを作るだけじゃなくて、入社したい企業に対して個別できちんと出来る事をやる。っていうのを是非他の方にもやってみて欲しいですね」
さ「僕もポートフォリオはポートフォリオサービス使うとかでいいと思うんですよね。体裁さえ整っていれば。
就活初めの書類応募の時点でそれをやるのは不可能だと思うんですが、一次二次受けて志望度が上がったタイミングで提案まで考える。っていうのはめちゃくちゃいいなぁって。
何がいいって、内定率が上がるのもそうですが、内定時の条件も上がるんじゃないかなって
P「いやそれ絶対あるでしょうね」
さ「今回入社した先はそれだと思うんです。そういうの無かったらもうちょっと条件下がって400台だったんじゃないかなって」
P「可能性ありますよね。」
さ「ちゃんとぶっ刺さったんじゃないのかなって」
P「まぁぶっ刺しに行きましたからね」
さ「さされやぁ!ってwwww」
P「おらぁー!!くらえ特大ラブレター!!!ってwwww」
さ「いやぁ特大でしたよねぇ。資料の作り込みもすごかったし」
P「いやぁ頑張った。」
さ「あれってどのタイミングで提示したんですか?先に送った?
P「二次選考の前に送りました。一次選考の段階ではメモレベルだったんですよ。人事の人しか来ないって聞いていたので」
さ「人事の段階でプレゼン資料持ってこられたら人事びっくりしちゃいますからねwwww」
P「人事にはこんな感じの課題があるかなって思ったんですよねぇって話をしていて、もし二次選考に行かせていただけるのであればもう少し形にしてまたお渡しできると思いますってイヤらしいこと言ったら『二次来てください!』って言われたんです
さ「ちょっとまって!それはデカいぞ!ケーススタディとして優秀過ぎる!いやこれは美しいぞ!」
P「そんなにっすかwwwww」
さ「面接の支援とか普段するときに、面接時に自身のキャリアをストーリーとして伝えるべきだってお話をよくするんですよ。キャリアの一貫性と言う言葉もよく使われるんですが、一本の串を刺したように話をしようねって。
ただPさんの場合は、自身を売り込む営業フローまで串が通ってるんですよ。
一般的な採用面談を営業として考えた時、通常2~3回は面談をする事になると思うんですが、一次面談で人事に対してヒアリングを掛けながらこの辺の提案できそうだなって言う部分を探り、ヒアリングを踏まえて『二次面談で提案をさせてください!』っていうアプローチをかけ、一次の合格を勝ち取る。
そして二次面談で高いアウトプットを出す。
というフローを作れるのが、営業的観点から見たら物凄く美しいなって思いました!すごい!
その結果条件まで上がって年収350万円から550万円でしょう???やばいなぁ・・・・200アップ?
そして残業減でしょう????」
P「そうなんですよ、普通に考えたら人生大逆転なんですよwwwwww」
さ「すげぇなぁ。良いホームラン打ったなぁ」
P「あとは思ってたんと違うなって会社側に思われないように頑張らんと」
さ「こっちが思うよりあっちに思われない方が今回は大事っすねwwwww」
P「ちょっとだけ身の丈に合っていない可能性もあるかもって思ってるので、あとは頑張るしかないなって思ってます!」
さ「がんばりましょー!さて、大分長くなってきたので本日はこれぐらいで。今日は長々とありがとうございました!」
P「ありがとうございました!」


以上です。

Pさんはあまり細かい所まで相談に乗った方では無かったんですが、
エージェント経由で内定を取った後の立ち回りでかなり困っていた方でした。
自力で内定を取る強い力は持っていたものの、転職活動のリテラシーが無かったばっかりに、危うくもっと良い所に行けたのにエージェントに流されて低い条件の所に行くところだった。という感じ。
ぼくはあんまり大した事してないんですが、本人はとっても嬉しかったみたいで今回のインタビューに付き合ってくださいました。

是非皆さんももし転職活動をするなら、Pさんのように納得感のある転職ができますよーに!

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