ふと振り返ると勝手にできてたキャリアの軸のようなもの

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自己紹介

はじめまして。転職活動おじさんと名乗っているDaiと申します。

現在50歳。事業開発関連のお仕事をしており30代3回・40代4回の転職をしています。

前回以下のような隙の多い(?)記事を書かせていただきました。

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簡単なキャリアサマリをふんわり紹介します。

新卒で小売大手に就職。祝日なし・同職場に同期なし・店長として同僚もなしの放し飼いに不安になるも社内公募で本社に異動。本社に異動して事業開発担当に従事。気がつくとなんやかんやで事業開発しつづけることに。

大手ウェブ会社に転職し当初は動けてたものの自分の不得意・できないところに目が向き過ぎてしまい鬱病で半年休職、37くらいまで会社のお荷物的存在に。

ウェブと実店舗を繋げられる事業会社に転職するもビジネスよりもシステム企画としての期待度が高い職場に入ってしまい半年足らずで心身しんどくなる。

4社目として、たまたま1社目の元上司に声をかけてもらい1社目に中途入社することに。ウェブマーケとヘルスケア関連の新規事業開発に取り組む。2社目で中途半端だと思った自分の知識やスキルは4社目かつビジネス部門ならそこそこ使えることに気がつく。

5社目の生保での仕事はとても楽しくやり甲斐があったが内資な金融機関あるあるのスキルにあまり関係ない定期人事異動が適用され3年で営業部門に異動。会社としては当然の範囲かもだが自分としては適性把握を40半ばでさせるのはどうなのと同業他社に転職。

6社目の生保は前職より規模も小さいながら上司に恵まれ管理職チャレンジ的なこともさせてもらえた。業績不振と経営トップの交代で人がボコボコいなくなり、代わりに売上至上主義な集団がトップに。施策に予算がつかず推進できない状態が半年続いたのと生保に諦めがついたので転職

7社目は歯科関係から領域拡大を図ろうとするスタートアップに入社。本体の経営危機により半年で休業。部門解散の可能性が高いことから在籍1年で転職。

8社目は医薬品に関わる医療費削減に取り組むベンチャーに入社。プロダクトマネジャーを担当。

一番活躍できそうな30代を鬱病でふいにしてる点と、40代で短期離職を複数回している点が紛れもなく迷子…

でも、一応人並みにアラフィフサラリーマンおじさんができているのはありがたい限りです。

キャリア形成の「型」

キャリア形成の際に「目標型」「場当たり型」というタイプ分けがあるようです。

目標型とは何歳までにどうなっていたい、だから何を仕事にしどんな経験を得るのだ、というタイプ。

場当たり型とは目の前のことに向かっていたらころころ転がっていたローリングストーン。

私はかなり「場当たり型」だと思います。転職においても特定の会社に絶対入る!とかはあまり思わず、転職エージェントからもらう求人票に業種の違いに対しても先入観なく自分の経験やキャリアを重ね合わせ、自分の得意分野が相対的に相手の組織の不得意分野になっていれば貢献でき自分なりにもチャレンジできるのでは、と考えてきました。

ゴールを決めないキャリアの考え方として「計画的偶発性理論」というものがあるそうです。ビジネスパーソンとして成功した人のキャリアを調査したところ、そのターニングポイントの8割が、本人の予想しない偶然の出来事によるものだったそうです。意図しない異動とかひょんな方との出会いでの転職などが挙げられるでしょうか。新卒の会社に定年まで雇われるのが当たり前の時代が過ぎ去っていくなか、自分の努力や意思だけでなく計画したとおりにいかないことってよくあることになってきました。場当たり型に似ていますね。

一方で場当たりに「軸」なんてあるの?ぶれぶれじゃん?って感じがしますね。

キャリアの「軸」についての私なりの考え方

よく言われるキャリアの「軸」って、なんでしょう?

いろいろな転職サイトには様々な表現がされていますが「仕事選びをするときの評価軸・価値観」「仕事に対する根本的な指針や価値観全般」「仕事選びの基準」「自分の人生で何を大切にしたいのか」というものです。

もう少し噛み砕くと、「この求人票に応募するかしないか」「内定をもらったときに受諾するかしないか」「仕事を選べる状況のときに何に優先順位を置くか」といったところでしょうか。もっと噛み砕けば、「仕事の中で貫きたい自分の価値観」「仕事を選ぶうえでの自分らしさ」とも言えると思います。好きや興味で仕事を選ぶか、キャリアアップを取るか、ワーク・ライフ・バランスを取るか、都会で働くか地元で働くか、などとともに、それを選ぼうとしているのはなぜか、も含めてキャリアの「軸」と言えるのではないでしょうか。

対義にあたるものとしては「他人の価値観」「ブランド」「世間体」「自分らしくない」「好きではないもの」という感じでしょうか。

このあたりは「キャリアアンカー」(キャリアのイカリ⚓️)という言葉もあるそうです。「キャリアを形成する際に最も大切で、他に譲ることのできない価値観や欲求」「周囲が変化しても、自己の内面で不動なもの」だそうです。絶対に負けられない戦いがそこにはある!ですね。

たまに「志望動機が思いつかない」という話をよく聞きますが、まさに「軸がない」状態で応募してしまったからこそ起きてしまう悲劇とも言えると思います。

新卒早々の方などにはとりわけ、キャリアの「軸」がないことを気にされる方がいるかもしれませんが、軸はあとからやってくるので自己分析起点で考えてみるのもよいと思います。

ここからは、30代以降でキャリアの軸を考えたことがない方には「過去を振り返って軸を見出す」方法もあるよ、とお伝えしたいです。

キャリアの「軸」の見つけ方

イメージ論ですが「目標型」でとらえるキャリアの「軸」って、「完成図」があって「積み上げていく」感じがしますね。30歳までに○○を経験し、40歳までに○○になり…のような計画のようなものを実行していく感じ。ときには予定とズレてしまうことが失敗のようにも感じられてしまいます。計画性偶発性理論を知らなかったときの私は自分を肯定しきれないことも多かったです。

緻密な計算の上で建築されるもののイメージ

「場当たり型」である私の捉えるキャリアの軸は「やきとりの串」のイメージです。

お肉も野菜も貫きます

新しい経験やスキルを自分らしさの串で差して貫いていくイメージ。

経験の中で何を「好き」と思えたか、その理由は何かを分解していき、他の経験との共通項がないかを探っていく。

自分らしさが串なので、刺す食材(経験やスキル)が異なっていてもいいんだと思い込んでます。

自分が前に経験したこと(仕事でもプライベートでも)との連続性を表現できれば、その人にとっての「軸」だと思います。「仕事に限らない好き嫌い」はとても大事です。

こう整理して自分自身で理解することで、自分の思いつきのような決断にも理由付けができるので、他人に自分の判断を説明しやすくなります。結果的に面接など短時間で自分がどういう人物なのかを説明することも易しくなっていきます。

自己分析を串に、経験から得られた好きや興味の関連性を具材に貫いていく

軸というのは回転するからこそ軸なんですよね。外側にはみ出る部分があることを気にしすぎず、「その仕事を選んだ・その仕事をすることで感じた手応えや思い・考えは自分そのものである」ということを「軸」とすればいい。

そして軸の角度はどれだけ傾いてもOKです!

地球の地軸もコマのブレという感じで2万6000年の周期でぐるぐるまわっているそうです。46億年の中で2万6千年に1度軸がぐるぐるしてるんだから、人間だってそのくらいぐるぐるしてもOKなのでは!

南極と北極も数万年から数十万年ごとに入れ替わってるそうですよ。自信が湧いてきますね。

あとがき

自分の外(他人や世間体など)を軸にせず、自分が自分らしくあることに軸を見出して整理していくと、不連続に見えるような仕事の経験やスキルも、思いがけないものがあったとしても、一連の流れが見えてきます。

同じ人間が感じたり決めたり言動してきたことですから、言葉にならない一貫性がきっとあると思います。

紙に書き出したものを自分で読んだり、自分をよく知る人に伝えて感想を聞くなどして、軸の軸らしさを確かめてみるのもおすすめします!

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この記事を書いた人

転職活動おじさんを名乗るDaiです。30代3回、40代4回転職してます。穏やかに生きたい。プロフィール写真は顔写真をジ◯リ風にするツールでつくってみました。

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