1年休職してからの就職活動の奮闘について聞いてみました!

こんにちは~インタビュアーのRieです!
今回は休職を経て転職をしたYutaさんにお話を伺ってみました。
インタビュアーである私自身も休職→復職(窓際)→ふんわり転職・・・をした者なので他の方がどうやってメンタルがやられた時に復活したのか生の声を聞いてみたいと思い今回インタビューさせていただきました。
そんな生の声を臨場感強めでお届けできれば幸いです!

以下、インタビューです! 

私「よろしくお願いします~!」
Yutaさん「はい!よろしくお願いします~!」

私「入社までバタバタだったらしいですが、大丈夫ですか?」


Yutaさん「いやーやばかったですね!最悪、内定がナシになるかと思いました!」
私「そうなんですね!ではその辺も含めて今日は赤裸々に色々お話を聞かせてください!よろしくお願いします~!。よろしくお願いします~!」
※このドタバタ劇は最後に綴りました!
まずは新卒時のお仕事から深堀りしていきます!最後までご一読ください★

目次

新卒から今までの仕事遍歴は?

私「新卒の時はどういう業界・職種の仕事につきましたか?」
Yutaさん「いろいろやってたんですが、最初は農器具の整備士やっていました。」
私「整備士?農機具??」
Yutaさん「はい、あのーJAさんってあるじゃないですか。あそこの農機具事業部に所属になりまして。元々工業高校出身なんですが、そこでも農機具関連の学科でした。」

私「へえー!おもしろーい!」
Yutaさん「その時は適当にきめて(深く考えずに)入社しました。」

Yutaさん「そこでは1年弱くらい働いたんですが、元々体育会系の高校にいたんで筋トレとか好きで、そっちの方面に行ってみたいなあと思って、仕事をやめて県外の専門学校に通ったんですよね。

Rie

好きなことを仕事にしようとする行動力が素晴らしい!!眩しい・・・!

Yutaさん「そこから2年間、学校で勉強してジム業界大手のゴールドジムというところに入ったんですけど、ゴールドジムってわかりますか?」

※ゴールドジムについてはこちらのURLからご覧ください!
https://www.goldsgym.jp/about-us


私「私も一時期通ってました~!」
Yutaさん「ゴールドジムに憧れがあったんですよね、それで2年くらいゴールドジムのトレーナーとして働いてました。その後知り合いからトレーニングジムのフランチャイズのお店をやってみない?と声をかけられて雇われ店長みたいなことをしてました。」

私「へえー!なんかすごい出世ですね!」
Yutaさん「まあ~出世というかなんというかですけど!」
私「だって最初から店長っていうことですよね!」
Yutaさん「そうですね、2年くらい店長っていってもちっちゃな店なんで!週5は私がメインで週2はオーナーが入る感じで、でもほとんどいきなり任せた!って感じだったので戸惑ったんですが笑」

Yutaさん「そこでも色々あって、ちょうど期間の満了が2年だったのでそのタイミングでやめて、実家がある富山に戻ってきてどうしようかなと思ったんですが、なんか人と関わる仕事がいいなあと思って、営業職を志望したんですがその会社で半年いかないくらいでメンタルダウンしちゃって、休職して1年1ヶ月して今回転職活動をして、内定をもらったっていう流れですね。」
私「おめでとうございます~!」
Yutaさん「ありがとうございます~!」

メンタルダウンして感じたこと

私「1年の休職の時って傷病手当ってもらいましたか?」
Yutaさん「もらいました。」
私「私も休職した経験があるんですけど、その時の手続きって大変だった記憶があるんですよね。」
Yutaさん「でもその時はしんどかった覚えがありますね、だいぶ頭の機能が落ちてたので、市役所の方に手取り足取り教えてもらいながらやりましたね。やっぱり一番最初の方はなかなか今まで普通に出来た事ができなかった感覚がありましたね。
私「その時は家族と住んでましたか?それとも一人暮らしでしたか?」
Yutaさん「傷病手当はある程度時間があったのでなんとか市役所の方の力を借りながら手続きをすすめた感じですね。なんか病気になってしんどいけど、あんまり認めたくないみたいな。前までの自分が普通にできていたからそこは意地を張って普通にやろうとしていたっていうか。

定まらない診断名・・・?

私「ちなみにどういう症状って診断されましたか?」
Yutaさん「私は症状が安定しなくて、診断名がころころ変わったんですよ。最初は双極性障害っていわれて、ただそこの先生と反りが会わなくて医者かえたら、結論としては発達特性による状態って言われて。病気にはならなかったので線引きが難しいですね。
私「業務に支障が出てきて休職されたかと思うんですけど、業務内での調子を崩すきっかけってありましたか?」
Yutaさん「一番のきっかけは、仕事の悩みを家族に相談した時にガ―ッと頭ごなしに言われたことだったんですけど、就労環境もそんなに良くなかったこと、自分自身も落ち着いて業務に取り組めなかったことによるストレスっていういくつかの要因が重なってキャパオーバーになった感じですね。

Rie

優しいご両親だそうですが、仕事で行き詰っている時に家族に相談した際にうまく理解が得られず心理的にキャパオーバーになりつつあり、業務中では脳内の情報処理がうまくいかずキャパオーバーになっていた印象を受けました。


Yutaさん「あとなんか性格的に詰め込んじゃう節があって、この時期に1回2~3時間のオンラインのパーソナルトレーニングを大体週4~6回ほど受けていまして。」
私「結構筋トレしてましたね!?」
Yutaさん「そうなんですよ、ジムのトレーナーだった時からめちゃめちゃ筋トレをやっていて、その時にバイクの免許、月水金で筋トレ、(火)(水)でバイク免許のために学校に行ってという生活を繰り返してて、自分でも発達特性と捉えているんですが、自分の疲れや体の状態を感知するのが苦手なんですよね。」
私「あとから疲れていたのがわかる感じですか?」
Yutaさん「疲れれば疲れるほど、頭が興奮してきちゃって、頭が興奮すると行動に歯止めがかからない、だからずっと行動してるみたいな状態のループでしたね。今思えばわかることなんですけど。
私「それに気付いたのはいつ頃なんですか?」
Yutaさん「うつ病の症状が治まった後ですねー。元々体力はかなりあったので、パンクするような頭の状態に気付けてなかったんですよね。

Yutaさんは体力がある分、脳内のキャパシティを自然に体力でカバーしていたことに症状から回復してから気付いたそうです。

Rie

Yutaさんは体力がある分、脳内のキャパシティを自然に体力でカバーしていたことに症状から回復してから気付いたそうです。

私「Yutaさんの話を聞いてて、自分が過去に抑うつ状態だった頃を思い出してたんですけど、自分は真逆で体力がなかったんですよね。その時に”筋トレはメンタルにいい”とSNSでよく見かけるようになっていて、休職した時期筋トレしていたんですけど、スタイルアップは出来たけど確かに体力ある人はなかなか気付かなそうかも・・・・と思いました。」

Yutaさん「その時の仕事は自動車部品工場の営業で機会やパーツや工程に対して覚えることがたくさんあって、その時点でキャパオーバーしていたので、上司に質問するんですけど、その時正確に回答されるというよりは経験値による大体のニュアンスで回答されたので何もしらない自分にとっては正確に受け取れないので、難しくて・・・わからないなりに考えて上司に伝えてみたら詰められるみたいな。
私「なんで詰められるんですかね?」
Yutaさん「一度教えたのに把握できていないことに対して詰められたり。そうするとだんだんテンパってきて、把握できてない自覚はないし心身の状態は悪いし、毎日わからないことがある時に聞きに行っても正確な回答はないしでキャパオーバーした感じですね。」

Rie

脳の処理も追いつかないし、気持ちが安らぐ時間も少なくキャパオーバーになっていったそう。
回復してしばらくした後の俯瞰した時に自分の状況や不調の原因に気付けたりするものですよね。

私「休職中ってどんな生活を送ってましたか?」
Yutaさん「最初は身体は動けなかったんですけど、頭ははたらいちゃってずーっと不安になっちゃうんですよね。何か頭にいれてないと嫌なことを考えちゃうからアニメに没頭してましたね。

Rie

確かにアニメは助かる・・・!私も休職時に確かに現実逃避するものがあるとほっとする時間がゆっくりですが、徐々に増えるんですよね。

Yutaさん「休職中にワンピースすべて見ました(笑)」
私「私も休職期間中にNetflixに大変お世話になりました。」

筋トレはメンタルを救うのか・・・?


私「Yutaさんは体力があると仰っていたじゃないですか。いつくらいから身体を動かせるようになりましたか?」
Yutaさん「最初の3か月以降は【身体自体】は動くようになったんですよね。」
私「じゃあ筋トレもやってましたか?
Yutaさん「最初はやっぱりできなくて、しばらく休んだ後できる範囲で少しずつやりはじめましたね。
私「巷では、”筋トレはメンタルに効く”と聞いてたんですが、筋トレでメンタルって変わりましたか?」
Yutaさん「これはあのー、他の人にはあまり話してない話なんですけど、ぶっちゃけ休職してから1年くらいは筋トレも結構ストレスだったんですよね。もう10年くらい続けてきたことなんでやらなきゃなあって思うことはあったんですけど。やっても上手くできないのもストレスたまって・・・」
私「今まで出来ていたことができないってストレスですよね。」
Yutaさん「それで、やっぱり中途半端にトレーナーとしての知識もあるので、なんで動かないんだろうって考えちゃって、その考えちゃうのもストレスで。私としては薬にはならないような気がしていて。

Rie

筋トレだけで底を打ったメンタルを上げることは難しいなと思いました。

メンタル不調を抱えつつも求職活動を上向きにできた理由は?

Yutaさん「ただ今年の7~8月は死ぬほど身体を動かしてましたね。
私「それは気分転換のためですか?それとも入社前の身体を整えるためですかね?」
Yutaさん「いや、私は内定をもらったのが8月の1~2週目なので、その前までは就職活動中で。その時も状態としてはよくなかったんですが、脳科学の本で読んで走ったり有酸素運動が良いっていうので、ちょっとやってみるかと思って、週3回くらい走ってましたね。」


私「えらい・・・!」
Yutaさん「体力だけはあるんで、3時間くらい走って、週に筋トレ3回やって、土曜日はプールで泳いでってやってましたね。」
私「えらい!めっちゃ動いてますね!!」
Yutaさん「でも、そうやってると確かに頭はさえるんですよね。なんで、最後の期間もしんどかったんですけど、なんとかギリギリ状態を保てたんでよかったです。

Rie


Yutaさんの場合、気持ちはついていってないが自分が調べた科学的根拠をもとに自分を信じて行動した結果転職活動を乗り切れたのだと感じました。

休職期間中の気分転換


私「休職中に、気分転換になったこととかものはありますか?」
Yutaさん「ハマったものは何個かあって、ひとつはラジオですね。
Yutaさん「しんどい時期からなんですけど、テレビ見るのももしんどい。音楽もいいんですが、人の話し声って他のことを考えられなくなるんで安心するんですよね。

頭の中で思考するのを上手く止められない時に、人の話し声がランダムに聞こえるラジオはとっても効果的だったんだとか!

Yutaさん「ラジオは結構助けになりましたね。」
私「休職時に、ご実家にいたと思うんですけど、家族はどういう反応されてましたか?」
Yutaさん「基本的に優しい両親で、自分のことを見てかなり尋常じゃない状態だと把握はしていたんですが、その一つの例としては、いきなり私がパニックになることがあって・・・」
私「どんな時にパニックになるとかあるんですか」
Yutaさん「ストレスを感じてワーッと追い込まれた感覚になる時とかですね。両親がそれをみて只事ではないと感じ取ってくれてたみたいで。」
私「見守ってくれてはいるって感じなんですかね」
Yutaさん「Rieさんも休職したことあるのでニュアンスがわかると思うんですが、ああいう状態で病気になっている時って自分が過敏になっちゃっているから、こっちが理解してほしいこととか、相手の発言に対しての受け取り方って変わってしまう時ってあるじゃないですか。」
私「そういう時ありますよねー。」
Yutaさん「私もそれでめちゃめちゃ過敏になっていて、親としてもどうしていいかわからないって感じになってましたね。」

Rie

あまりにも自分のことなのに自分の状態を把握できないまま悪い心身状態が続くので、捉え方が悪い方向に無意識に過剰になることも私も経験あったので深く共感しました。

気持ちの整理術について


私「それって最終的には自分との闘いになると思うんですけど、最終的にはそういう悩みを周りに言ったり書いたりする場所なんかありましたか?」
Yutaさん「友達にも親にも話は聞いてもらってたんですけど、ノートにもめちゃめちゃ書いてたんですよ。

書きなぐりノートの多さ!!

私「これは1年と1か月で書いたやつですか?」
Yutaさん「ずーっと考え事書いたりとかしてましたね。本当はもっとあるんですけど。」
私「休職前は日記を書く習慣ってありましたか?」
Yutaさん「いや全くなかったですね。」
私「ノートって考えをまとめるために書いてましたか?それともストレス発散のためですか?」
Yutaさん「うーん、両方ですね。考えをまとめるためにも書くし、自分を客観視するためにも書くし。日記とかも書くのって一番自分を客観視するための行為だと思うので。とりあえず頭にあることをがーっと書くっていうのは今でも続けていて一定の効果は感じていますね。

Rie

休職を経て、自分の特徴を捉え、脳内キャパシティを超えないように試行錯誤を続けているYutaさん。

有酸素運動以外のメンタルケア法

私「私は休職時に食べ物がメンタリティに与える影響が気になって調べたことがあるんですが、Yutaさんは調べた結果よかったんじゃないかって思ったことはありますか?」
Yutaさん「色々やってみたんですが、明確に一番効果があったのはサウナですね。
私「そうなんですね!」
Yutaさん「最近流行ってるじゃないですか、結局頭でぐるぐる考えちゃうのを止めるには初期はサウナくらいしか方法がなくて。
私「最初は身体が動かなかったですもんね。」
Yutaさん「はい。なのでサウナ行ってる時間だけなんとか落ち着いていられる時間があった感じですね。去年の2月から今年の3月まで休職して、それでも体調が回復しなかったのでそのまま退職って感じですね。」

無職時の焦りとその反動


私「仕事を探し始めたタイミングはいつ頃ですか?」
Yutaさん「それは休職の初期からでしたね。」
私「えらい・・!」
Yutaさん「でもそれが良くなかったですね。メンタルが回復しないまま転職活動をしちゃったから結果も上手く出ずメンタル安定せずで。しかも一回会社に復帰したんですよ。でもそれアホな理由なんですけど。」

Rie

ちゃんと休職期間は休んだ方がよかったと振り返るYutaさん。でも背に腹は代えられないことがあったらしく・・・

私「え、すごい。なんで復帰できたんですか??」
Yutaさん「付き合ってた彼女にフラれそうで。これはもうやばいと思って、富山県って田舎だし年齢的にも結婚のことを考えるタイミングだし、こんなボロボロの状態だと必ずフラれるなってわかってて。」
私「なるほど、そういう焦りがあったんですね。」
Yutaさん「はい、それで仕方ないから状態は良くなかったんですけど勢いで復職して1か月弱でまた休職って感じですね。」

私「人生いろいろですよね。休職の時ってどうしても現状の自分が掴めないけど出来ていた自分を思い出すから、やっぱり無理して頑張ってしまう期間ってありますよね。

再出発への道のり


私「その後は休職期間はしっかり休まれましたか?」
Yutaさん「いや、そこから復帰して潰れた後に1か月くらい動けなくなった期間はあったんですが、そこから転職のことを考えるようになりました。」

Rie

現状の環境を変えずに頑張ることに限界を感じたYutaさん。他の選択肢を模索するようになったそうです。

Yutaさん「でも何していいかわからないっすよね。本当になんか。」
私「何したいとかどういう方向で転職したいとか考えるの難しいですよね。」
Yutaさん「いやー本当にそうですね、何したいとかないし、そもそも働く気力もないし。」
私「そうですよね。」
Yutaさん「それで状態が良くなかったし暇なのもよくなかったと医者に判断されてなのか軽くバイトを勧められたんですよね。それで2023年の9月ごろから週3でトレーナーのバイトを始めて、空いた時間に転職活動をしていた感じですね。」
Yutaさん「そのちょっと前くらいから障害者就業・生活支援センターに行ってまして。
最初は、うつ病や発達障害で働くのが難しい人に対しての就業前のサポートをしてもらうために施設に行こうとしたんですけど、私の場合、周りの意見を聞くとそこまででないらしくて。それで上記の施設を紹介してもらって適性検査をして転職に至るまでに準備をさせてもらったって感じです。」
私「あとパニックになっていたことがあったじゃないですか。外の移動の際とかバイトの時は大丈夫でしたか?」

Yutaさん「私の場合は明確なパニック障害ではないらしくて。状況次第で発動してしまうんですが、頭がキャパオーバーした瞬間にわーっとなってしまうんですが、人がいる場所ではならずに家にいるときにパニックになってしまうことが多かったですね。」

私「じゃあ身体が動くようになってバイトするようになってから立て直しは順調でしたか?」
Yutaさん「私の場合は心身の状態と就職活動の結果が良くなるんじゃなくて、心身の状態に大きく波がありながらもがいていたらたまに良いことがあって求職活動の結果がついてくるって感じなんですよ。」

私「今はパニックとか気持ちのアップダウンはどうですか?
Yutaさん「今はないですね。こないだの入社前のゴタゴタ以外は特にないですね。」

Rie

自分の心身の快癒状況が不安定な中、進めた求職活動だったそう。

求職活動の軸は?

私「求職活動は、業種や職種のこだわりはありましたか?」
Yutaさん「最終的には営業職になりましたけど、お客さんとのコミュニケーション自体は接客をずっとやっていたので好きだったんですよね。そうなると営業職になるかなと思っていて。あとは上司との相性ですね。」

Rie

これまでの経験や働き方から、まずは経験業務の好きな部分を分析したYutaさん。
接客経験の中から、お客さんとのコミュニケーションが好きだった点、
そして上司とのやりとりの中からのキャッチアップで躓いた経験からどうしても譲れない上司とのコミュニケーションの仕方や人柄を見ていたんだそう。

Yutaさん「あとは営業職っていろんなスタイルがあるじゃないですか自分はちゃんと人に会いに行って、覚えてもらっていうイメージがあるのでそれが出来る仕事を選びました。

私「ちなみに上司へのこだわりってどういうポイントがありましたか?」
Yutaさん「ちゃんと話ができる人がいいなと思って。人に伝える時にニュアンスだけで伝えようとする部分がないという部分と、腹を割って話してくれる文化があるかどうか。

Yutaさん「まあ正確に見れているかはわからないんですけど、面接時に人柄や話している感じをみて、この人と接していてこの人と話すのはそんなにストレスじゃなそうだなあとか。人の話し方とか色々わかるじゃないですか。」

Rie

こういうのを「心理的安全性のある職場」というらしいのですが、著者にとっても思うところがあり、暗黙の了解や言葉の裏のニュアンスが多そうな職場を見分けるのは大事みたいですね。

Yutaさん「前職の職場はちょうどそう(心理的安全性が少ないように)感じたんですが、1言ったら10理解しろよ、みたいな。」
私「昔ながらの職人タイプみたいな。」
Yutaさん「そうっすね。ぶっちゃけ業界はほとんど気にしてなかったです。
私「あくまで働きやすさがポイントなんですかね。」
Yutaさん「働きやすさと働くスタイル。あとは最低限働くイメージができること。

地方ならではの企業選びの着眼点

Yutaさん「働くイメージに関してはちょっと特殊なんですけど、富山県ってニッチな会社が多いんですよ。」
私「へえーそうなんですね。」
Yutaさん「例えばごみ処理場のプラスチックの粉砕機のパーツとか、ライン作業の監視カメラのセンサーを作る会社とか。」
私「へえー!」
Yutaさん「そこまで行き過ぎるとイメージがわかなすぎるし興味もまじでないからなあって思って。」
私「次の会社は何を売る会社でしたっけ?」
Yutaさん「基本的には建設関係のレンタル会社さんみたいなイメージで。建設会社に使う機材をヒアリングしてて。あと会社はすごくちっちゃいのに手広くやっていて。そこもニッチな分野で安定性がありそうだなと感じたのも決め手でした。」
Yutaさん「たかだか県を超えるだけなのに交通費出たんですよ。私70社近く応募して10何社くらい面接したんですが、交通費出たのは初めてでした。
私「いい会社ですね!」
Yutaさん「あとは会社に行ってみた時に駐車場が見えて、みんないい車停まってるなあ~って思ったんで、儲かってるなあって。」
私「あ~それいい会社だと思います!!」
Yutaさん「いろんな会社の駐車場をみてみるとめちゃくちゃ違うんですよ。他の会社であったのは、低クラスの車ばっかりなのに社長のだけいい車ある感じだなあとか。

地域ならではの栄えてる産業から見える企業の特性と車出勤が多い地方企業の着眼点が新鮮でした!企業の外面だけでも見る点はたくさんありますね!

Rie

地域ならではの栄えてる産業から見える企業の特性と車出勤が多い地方企業の着眼点が新鮮でした!企業の外面だけでも見る点はたくさんありますね!

私「そういうところでわかるものってありますよね(笑)」
Yutaさん「あとは福利厚生ですね!」
私「いや~本当によかったですね!会社の業績とか社員を大事にする風土って社員同士の関係性に影響が出てくるから、そういう所って心理的安全性が保たれてそうでいい会社みたいですね!

Rie

最初はこの企業にあまり興味がなかったけど運命的な選び方になったそうな!?

Yutaさん「本当に最後の最後だったんですよ。この会社を受ける前に2社内定をもらってはいたんですけど、夜勤があって体調的に自信がない会社でした。でも就活が長引くことが不安で内定承諾をしてしまいました。それでも不安でさいとぅーさんに相談したところ、メンタルを壊したことがある人が体調的に不安なところがある会社に行くのはリスクが高すぎるので、自分なりに納得しきれてないなら行かない方がいいですとアドバイスを受けました。承諾後になってしまったのですがやっぱり行くべきではないと判断して辞退しました。」

Yutaさん「そこから頑張って就活を頑張って続けていき今回の内定先に出会いました。その時点ではその企業のことを調べてなかったけど、そこから準備して実際に面接まで受けてみたらいい会社で、内定も決まったんですよね。
私「すごーい!いい話じゃないですか!」

Rie

求職活動でも一度どん底を見たが諦めずに真摯に取り組んで現状以上の企業の内定を掴んだYutaさん・・!!
なんてドラマチックな展開!!そしてミラクルはそれだけではなかったようで?!

私「よかったです!ちゃんと聞けて!」
Yutaさん「これは運が良かったです。でも運が良かったのはそれだけじゃなくて、元々私が応募した時にちょうど内定者が辞退したので選考が進められたらしくて。それがきっかけで進んだらしいんですよね。」
私「わー!それは本当に運が良かったとしか言いようがないじゃないですかー!すごい!」
Yutaさん「それでその内定が消えそうだったんで本当に焦ったんですよ」
私「確かにそこまで聞くと焦った理由がよくわかります(笑)」

Yutaさんにあったゴタゴタの正体とは・・・!

私「ちなみに冒頭から気になっていたんですが、ゴタゴタというのは一体何があったんですか!?笑」

Yutaさん「あーあれは、大手エージェントを使っていたんですが、転職活動の書類をweb上で更新する際に元々備考欄に書いてあった休職歴を消してしまったんですね。内定出た後に休職歴が全く伝わっていないということが不安になってエージェントに確認したところそれが事前に伝えないといけない事なので、企業側に伝えます。と言われてやばいじゃんと思ってパニックになりました。」
Yutaさん「丸々1年ちょっと働いてないことが伝わってないってことは、内定取り消しも有り得るんじゃないかと自分で考えこんじゃって!」
私「不安になりますよね。」
Yutaさん「そこからはさいとぅーさんに電話で相談して、早め早めに対応して企業側からOKもらいました!」

Rie

これは後日談ですが、「早め早めの対応」の詳細をさいとぅーさんから伺ったところ、「営業畑の人間的には何かすれ違いがあったときは対面で詫びれば解決することが多いから行けば大丈夫!」とさいとぅーさんが背中を押したとのこと。
さいとぅーさんの実績の厚さからのアドバイスはやっぱり心強いですね!!
にしても、内定が取り消しになるかも・・・と思っている時の対応は焦りと不安があるもの。本当によかった・・・!!!

私「本当によかったですね!」
Yutaさん「本当にしぬかと思いました(笑)」

求職活動の詳細は?

私「ちなみに全部でどくらいの社数応募されてたんですか?」
Yutaさん「応募したのは74社で、内定もらったのが4社でしたね。あとは面接に進んだのは10社くらいですかね。」

Rie

求職活動は実際に動いたのは4月からだそうです。

私「これから業務時間中に、気を付けていこうと思っていることはありますか?」
Yutaさん「それでいうと結構あって、絶対的に脳のキャパシティが小さいのでこまめにメモを取り、そのうえで全て録音しようと思って。言われたことを全て理解できるように記録すること、あとは1週間の中で業後に何もしない日をつくること。あとは運動を継続すること、走ったり泳いだりすることは続けなきゃなと。」

Yutaさんの就業中にできる脳内処理量をコントロールするための工夫リスト

1.業務時間に言われたことの記録(メモや録音)
言われたことを全てすれ違いがないように理解するため

2.業後に何もしない日を週一で設けること
頭の余白を作るため

3.運動習慣の確立
有酸素運動は脳にも影響がある。(メンタルケアの意味合いもあり)

健康維持、頭の整理をするために時間に余裕を持たせることが大事。

メンタルダウンを経験して得られたもの

Yutaさん「休職期間を経て、素の自分というかテンパってない”ゼロ”の自分がわかってきたというか。なのでなるべくそこに近づけるできるように頑張ろうというか。」
私「そう思うとメンタル崩すこと自体はつらいけど、ちゃんと乗り越えると自分のことを知ることができるというのは良いことですね!そしておめでとうございます!!」

インタビューも快くお話ししてくださり終始温和で爽やかな雰囲気が漂うYutaさんでした!良い門出にインタビューができて良かったです!!

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この記事を書いた人

20代にキャリア迷子を極めた者です。
30代ではそろそろ地図の読み方を覚えようと思います。

キャリア迷子ではLINEオープンチャットを中心に皆でキャリアについて話しあうコミュニティです。
詳しくはこちら。

キャリアについての個別相談をしたい・・・!という方に向けてキャリア迷子センターも開いています。
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 一番に感じたことは、Yutaさんが常に能動的に対処されてすごい!と思いました。元気なときも、メンタルが下がってるときも、その時に応じて対処されて、なかなか出来ないことだなと。

    筋トレとメンタルについての部分も参考になりました。どんなに習慣化してても、好きなことでも、メンタルが下がってるときは苦痛に感じるものなんですね。

    記事全体がすごくボリューミーですが、読みやすいインタビュー記事になっていて、Rieさんすごいなと思いました!

    語彙力がなくて恐縮ですが、同じような苦労をされてる方にこの記事が届いてほしいです。

  • 素敵な記事でした。
    私も今現在似たような境遇で、どうしていこうかなと考えてるところでした。
    ありがとうございます。

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